今年上旬に渋谷CLUB QUATTROなどでツアーを成功させた大阪発〈ネオネオアコ・バンド〉を標榜する4人組が放つ初のフル・アルバム。本作にはインディー・ポップや渋谷系からJ-Popまで、現代に連綿と受け継がれる音楽へのリスペクトを持ち、その普遍的な魅力を織り交ぜながら自分たちのオリジナルへと昇華した、ひとたび再生すれば虜になってしまうサウンドが広がっている。中心でふわりと舞うコケティッシュなウィスパー・ヴォイスもいい。とりわけ、瑞々しいエネルギーで駆け抜ける“Supermoon”、余白使いと名残惜しさが秀逸な約90秒の“ショートバラード”に唸らされた。
Nagakumo『NGKM』渋谷系、インディーポップ、J-POPなど受け継がれる音楽へのリスペクトをオリジナルに昇華した初アルバム