香港が拠点だというオーストラリア出身のサックス/フルート奏者が、この通算4作目で本邦初上陸。冒頭曲のマイルドなスムースジャズ風味に酔いしれていたら、クリス・ターナーの歌うビル・ウィザーズ“Ain’t No Sunshine”のカヴァーにハッとさせられるだろう。マーク・ド・クライヴロウがプロダクションに関与した同曲以外はRHファクター以降のネオ・ソウル系ジャズといった雰囲気で、それは心地良いお約束でもある。

【参考動画】ブレイン・ウィテカーの2011年の上海公演の模様