ホラー映画の巨匠として知られ、みずからスコアを手掛けるなど音楽家としての顔も持つジョン・カーペンターが、御年67で本格的にアルバム・デビュー(しかもデヴィッド・リンチと同じレーベルから!)。テーマも制約もない環境での楽曲制作を大いに楽しんだようで、重厚なインダストリアル・サウンドが身震いするほどカッコイイ。ゾラ・ジーザスを筆頭にリミキサー陣も豪華絢爛。もちろんホラー好きも大満足の内容だ。