2009年のセカンド・アルバム『Round 2』を最後にキャピトルとの契約を解消、ミックステープ中心の活動を続けていたJ・ホリデイが、自身のレーベルを立ち上げて5年ぶりの新作をリリースした。持ち前の甘くやるせない語り口は依然健在で、30歳を目前にしてぐっと色気に深みが出てきた印象。ディスコ/ブギー路線の“Thinkin About You”やアンビエントR&B調の“Guilty Conscience”など、新機軸もある。