ホント好きだわ~。Mikikiで取り上げてきたゴルジェ(やジューク)のコンピで印象的なトラックを連発している沖縄のブーティスト、Tea-chiが昨年末にアイランド・ムード満載な作品を2枚同時に発表した。いずれも地元の民謡を巧みに採り入れた実に秀逸な内容なのでぜひ聴いてもらいたい!
【Tea-chi参加コンピいくつか】
★音頭×ゴルジェな『Ondo Dimensions』
★v.o.cのコンピ第2弾『v.o.c EP2』
Anan.siからリリースされた『OCEAN & GORGE』は、表題の通りに緩やかな波の音も随所で効果的に使われたレイドバック感たっぷりの楽曲が並ぶ。スクラッチを挿んだサンプル使いもポップな“SENSATION”、ループするギターのフレーズにどこかアフロなテイストも感じられる“TEMPTATION”、そして波の音×スティールパンにヤラれるラストの“DRIFTWOOD”……暖かいところへ行きたい衝動が止まらない。
一方、GORGE.INからの『ISLAND GORGE』は、いっそうゴルジェらしくタムが強調されている印象だ。なかでも白眉はオールド・スクールなヒップホップのビートと三線の融合に思わず笑ってしまう“GORETCH”! この曲はすげぇす。