昨年発表した2枚のアルバム『邪宗門』『蠅になろう』が静かに話題となっていたアンダーグラウンド・シーンの新生、FOXPILL CULTが3月9日にニュー・アルバム『ROMANATION』をリリースする。現在、同作収録曲“ROMANATION”のミュージック・ビデオが公開中だ。『ROMANATION』は、メンバーの西邑卓哲(ヴォーカル/ギター/パーカッション)とポジティヴ・パンク・バンドのPhaidiaで活動を共にする、ルインズの吉田達也が数曲にゲスト参加というトピックも! これは期待が高まる。
FOXPILL CULTは、MVが公開された“ROMANATION”の映像製作も手掛ける西邑を中心に2011年頃に始動し、今回の新作からは元PLASTICZOOMSのShinpei Mörishige(シンセサイザー)が正式加入。それも影響してか、“ROMANATION”はオリエンタルなエッセンスを配合したアレンジや、見かけによらず(?)キャッチーでポップな面はそのままに、演奏はよりハードに、音世界も深みを増しているように感じられる。彼らの魅力のひとつであるヴィジュアル・イメージも、その独特な世界観がさらに前面に押し出されているし、アルバムの仕上がりが実に楽しみ。勢い付いている彼らの動向に、今後も注目していきたい!