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ツアー共演陣に訊く、デラドゥーリアンへの想い

ここからは、デラドゥーリアンの来日ツアーをサポートする共演陣から、D.A.N.、sébuhiroko、Turntable Filmsの3組から到着したコメントをお届けしていく。ダーティ・プロジェクターズ時代を経て、ミステリアスなオーラを放ち続ける彼女の魅力にアーティスト目線から迫った。 *Mikiki編集部

 

櫻木大悟(D.A.N.)

Q1. デラドゥーリアンの音楽と出会ったきっかけ
今回の来日ツアーのお誘いを受けたときに初めて知りました。すぐにYouTube で検索して、〈KEXP〉のライヴ映像を観ました。呪術的な歌声とシンプルで心地良いアンサンブルに自然と虜になり、私たちのバンドでサポートをする小林うてなとも似た存在に感じました。

Q2. デラドゥーリアンのソロ活動について
女性特有のしなやかさと艶やかさ、そして爽やかなサイケデリアは、D.A.N.にとても影響を与えています。

Q3. 共演に向けての意気込み
(公演の開催日)4月20日は私たちのファースト・アルバム『D.A.N.』のリリース日でもあり、非常にメモリアルな忘れられない1日になると思います。共演するDeradoorianとAlbino Soundらと、終演後にボーリングへ行くことも楽しみです。精一杯がんばります。

PROFILE
2014年8月に桜木大悟、市川仁也川上輝の3人で活動開始。さまざまなアーティストの音楽に対する姿勢や洗練されたサウンドを吸収しようと邁進し、いつの時代でも聴けるジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブ・サウンドで追求したニュー・ジェネレーション。4月20日にファースト・アルバム『D.A.N.』をリリースする。

 

井上陽介(Turntable Films)

Q1. デラドゥーリアンの音楽と出会ったきっかけ
きっかけはどこかで紹介されていたYouTubeの動画(部屋の中で、スカーフか何かを被りながらギターを弾いて歌っていたような……)なんですが、最初は〈ソロもやるんだ〉くらいの気軽な感じで聴いてみたら、えらくエキゾティックで、予想の斜め上をいく不思議な曲で、なんだか煙みたいなアーティストだなって思いました。

Q2. デラドゥーリアンのソロ活動について
〈Q1〉の回答にも通じるのですが、僕にとって彼女の音楽の魅力とは、わかるようで結局よくわからないところで。それなのに、芯があることはビシビシ伝わってくる。その具合がほんとに絶妙だなぁと思います。声もカッコイイし。たとえがアホみたいですが、憧れの先輩のような感じもします。いろいろひっくるめて、カッコイイ人という印象ですね。

Q3. 共演に向けての意気込み
前回の来日ツアーは残念ながら行くことができなかったので、ライヴで聴けるのがすごく楽しみです。Turntable Filmsもリリース・ツアー中でバンドが仕上がってきているので、良いライヴをすると思います。良い1日にしたいと思います。

PROFILE
メンバーの地元・京都で結成された3ピース・バンド。2010年2月にミニ・アルバム『Parables of Fe-Fum』でデビュー。同年11月リリースのライヴ会場限定アルバム『10 Days Plus One』を挿み、2012年4月にリリースされたファースト・アルバム『Yellow Yesterday』で、日本のインディー・ロック・シーンでの確固たる地位を獲得。2015年11月、セカンド・アルバム『Small Town Talk』を、 ASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文が主宰するonly in dreamsよりリリースした。

 

sébuhiroko

Q1. デラドゥーリアンの音楽と出会ったきっかけ
私がダーティ・プロジェクターズを知ったのはここ数年のことです。『Swing Lo Magellan』(2012年)というアルバムはあまりにも素晴らしかったですし、彼らの来日公演のあと、エキサイティングな経験をなかなか消化しきれずにいたことを思い出します。デラドゥーリアンがソロで作品を出したらしい!と聞いて、すぐに試聴しました。カッコ良かった。

Q2. デラドゥーリアンのソロ活動について
彼女の音楽を聴いたとき、骨太で自由でおもしろくてしなやかで、友達のホーム・パーティーでもクラブでも美術館でも聴きたくなるような音楽だと思いました。自身の音楽をそのまま湛えたような、彼女の佇まいもすごく魅力的です。

Q3. 共演に向けての意気込み
共演してみたいと強く思っていたので、それが実現することになり本当に嬉しいです。音楽家同士、冒険心に満ちた心で、正々堂々と刺激的な夜を共謀したいと思います。ぜひ、最初から最後まで楽しんでほしいです。

PROFILE
83年滋賀生まれ。エコールノルマル音楽院出身。首席で卒業し、帰国後の2008年にデビュー。2015年度よりライヴ・シリーズ〈The Soft Hell Club〉を開始。チャットモンチー乙女団としての活動や、サカナクション主催イヴェント〈Night Fishing〉への出演など、活動の幅を広げている。2015年9月リリースのミニ・アルバム『WONDERLAND』をもって、シンガー・ソングライターとしての名義を〈sébuhiroko〉とし、作曲家としてはこれまでの〈世武裕子〉で活動を続ける。

 

Tugboat Records presents Deradoorian Live in JAPAN 2016
4月20日(水) 東京・渋谷WWW
Support Act:D.A.N./Albino Sound
4月21日(木) 京都METRO
Support Act:Turntable Films/OUTATBERO
4月22日(金) 大阪CONPASS
Support Act:ROTH BART BARON/sébuhiroko
開場/開演:19:00/19:30
料金:前売り5,500円(1D別)
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D.A.N.
4月24日(日) SYNCHRONICITY'16
東京・渋谷TSUTAYA O-EAST、duo MUSIC EXCHANGE、TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-nest
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5月20日(金)《Curtain》1st Album『D.A.N.』Release One Man Live!!
東京・渋谷WWW
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Turntable Films
『Small Town Talk』Release Tour 2016
4月3日(日) 石川・金沢メロメロポッチ
4月10日(日) 広島・尾道JOHN Burger & Cafe
4月17日(日) 東京・新代田FEVER
4月24日(日) 宮城・仙台PARK SQUARE
5月22日(日) 京都・磔磔
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sébuhiroko
4月17日(日) トアロード・アコースティック・フェスティバル2016 @神戸
4月29日(金)、30日(土) ARABAKI ROCK FEST.16
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