3年ぶりの3作目は、両親の出身地であるデトロイトとシカゴの音楽にフォーカスを当てたクラブ・ミュージック寄りの実験作に。トラックス期のフランキー・ナックルズを思わせる“A Bug’s Life”をはじめ、かの地のハウス/テクノへのオマージュが満載だ。得意のヴァイオリンは楽曲のスパイス程度の使用に抑えているが、要所で彼女ならではのエレガンスを与えている。