還暦迎えたポール・ヤング、20年ぶり新作はアル・グリーンなどメンフィス・ソウル多めの選曲で活き活きと躍動するヴォーカルで聴かせたカヴァー集

2016.06.13
アル・グリーン、ステイプル・シンガーズ、シル・ジョンソンらの代表曲やレア曲をカヴァーした約20年ぶりとなるこのアルバムは、歌い続けてくれていたことに感謝したくなるような一枚だ。プロデュースはアーサー・ベイカー。今年還暦を迎えたポール・ヤングだが、歌声は相変わらず若々しく、深みもあるが艶もある。メンフィス・ソウル曲を多めに選んだのも、活き活きと躍動するヴォーカルを聴かせたかったからだろう。