アフリカと宇宙を繋ぐ歴史的音源集! ローズやムーグ・シンセなどの電子鍵盤楽器を乗せたブラジル行きの船がアフリカ圏の美しき島国カーボ・ヴェルデに漂流したのを始まりとし、次々に現地の音楽がスペイシーにコズミックに進化or珍化していく様を捉えた本作。ファンキーなディスコやブラジリアン・フュージョンにも通じるお洒落サウンドもあり当時の流行、新しい音源をしっかり取り入れていて、何よりエレクトリックなピロピロ、ビリビリの間に見え隠れするカーボ・ヴェルデ特有の海風感や爽やかな哀愁がチャーミング。後にプロデューサーとして頭角を表すパウリーノ・ヴィエイラが多数関わっている点も注目。