ブランド・ヌビアンでの登場から25年の節目で届いた昨年の『Never Left』に続き、ソロ ・デビュー20周年に重なったこの新作も充実の内容に。幕開けの“Freeze”をピート・ロックがカマし、ダイアモンドDやビートマイナーズも名を連ねた陣容は初作『Wild Cowboys』を連想させるものだが、全体を舵取りしたウィル・テルが不変の懐かしさを普遍の良さへと巧く転換している。カル・ジェイダー使いのグッド・ヴァイブな表題曲が最高。
サダトXがソロ・デビュー20周年迎えて放つ新アルバムは、初作を連想させる作りながらウィル・テルの指揮で不変の懐かしさを普遍の良さへ転換
Tommy Boy