benzoの平泉光司を中心とする結成15年のスリーピースバンド、COUCHの5年ぶりとなるアルバム。ギター、ベース、ドラムの最小限の編成ながらもリッチで深みがあるサウンド、どの曲もイントロのギターリフからワクワクさせるこの感じ、リズムの刻み方、優しく伸びのあるヴォーカル、どれをとっても心地よい。山下達郎、スティーヴィー・ワンダー、アラバマシェイクス等を匂わせる、メンバーの音楽への愛情がそこかしこに感じられる楽曲の構成に心躍らされ、まさに気分は“リトルダンサー“! 青山陽一《最後はヌード》、大貫妙子《都会》のカヴァー曲も収録と心憎い選曲にまたニヤリ。