事実上の休止状態が続くヴァンパイア・ウィークエンドから、ドラマーのクリス・トムソンがソロ・デビュー。軽快なメロディーに本隊との共通点を見い出せるも、肝はしっとりしたヴォーカルと、そしてプロデュースを手掛けるパトリック・カーニーらしいレイドバックしたロックンロール・サウンドだ。30代半ばの渋味が作品全体から滲み出ている。この課外活動がバンドにもたらすであろう変化もいまから楽しみ!
ダムス・オブ・ザ・ウエスト 『Youngish American』 ヴァンパイア・ウィークエンドのドラマー、クリス・トムソンによるソロ初作
30th Century / Columbia