ヴードゥーに着想を得た奇抜な出で立ちや棺桶で登場するアリス・クーパー顔負けのロックショーなど、突出して異彩を放つブルースマン、スクリーミン・ジェイ・ホーキンス。彼の65年の激レアセカンドアルバム『ザ・ナイト・アンド・デイ・オブ』に未発表音源12曲を追加した垂涎リイシュー。寧ろ奇抜さ皆無のジャケへの違和感はご愛敬、ボッサ~オルガンジャズなラウンジサウンドで幕開け、極上のバリトンヴォイスをB.B.キングやボビー・ブランドも顔負けのグッドサウンドに乗せて軽快にリズム&ブルースする。おどろおどろしさの象徴だった強烈なビブラートもシルキーに感じるから不思議だ。