SBTRKTの“The Light”をはじめ、ムラ・マサやJMSNとのコラボで記憶している人も多いだろう、ストラトフォードを拠点とするジャマイカ系シンガーの2作目。“Do They Care?”や“Desolately Devoted”は昨今のデジタル・クワイアとはまた違う生々しい昂揚が美しい。エリオット・スミス“Twilight”のカヴァーやクワブスとのエレガントな終曲まで、往年のローリン・ヒルっぽい歌い口にルーツを感じさせる点も魅力的だ。