シンセ・ポップ路線からトラディショナルな作風に回帰したうえで、〈前に進もう〉という意思も伝わってくる2年ぶり3枚目のフル・アルバム。ホーンやストリングスを用い、洗練性をアップさせたアレンジに成長の跡が感じ取れる。前作に続き〈脱インディー・フォーク〉というテーマもあった模様で、ジャジーな薫りの“Love Song”などが存在することを考えたら、ノラ・ジョーンズのファンにも薦めてみたくなる。