コロムビア在籍時のシンセ・ポップなプロダクションが完全になくなり、引き続きティム・ビッドウェルをプロデューサーに迎えたこのコミュニオン第2弾では、オーガニック路線を極めた感が。ジャジーなピアノと共にブルーなヴォーカルを響かせる“Solo(w)”などは、まるで70年代初頭のジョニ・ミッチェルの如し。前作と比べてもホーンやストリングスは抑えめで、歌で勝負しようという気持ちが伝わってきます。