〈自然が4人目のメンバー〉と語り、ヒッピーっぽいヴィジュアルもイカしたLAの3人組によるデビュー作。バンド・リーダーのオースティン・ビスノウは、デヴィッド・ゲッタ“Listen”をはじめ、コーディ・シンプソンやスティーヴ・アオキのヒット曲に関わってきた人物である。彼の書くアップリフティングなメロディーを柱に、〈フューチャー・フォーク〉をコンセプトに掲げ、オブ・モンスターズ・アンド・メンとイマジン・ドラゴンズの間に位置するようなスタジアム映え必至のチェンバー・ロックを展開。プロデュースを務めたベンH・アレン(アニマル・コレクティヴやチャイルドフッド)が得意とするさりげなくエキゾティックな音飾も相まって、みんなで肩を組みながら合唱したくなるほどピースフルなムードがたっぷりだ。複数の曲で参加したラショーン・ロス(デイヴ・マシューズ・バンド)の力強いトランペットもウキウキ気分に拍車を掛け、もう、笑顔がこぼれっぱなし!