ボーカル&ダンスグループX4がミニアルバム『XTIME』をリリース、さらなる可能性を感じられる作品に仕上がった

 NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に岩佐栄輔役で出演し、全国に〈栄輔〉ロスを巻き起こしたのも記憶に新しい、俳優活動も順調な松下優也(YUYA)率いる、関西発ボーカル&ダンスグループX4がミニアルバム『XTIME』を10月4日にリリースする。

 

 本作は、YUYAが詞を書き「X4 LIVE TOUR 2017-Xross Mate-」のZepp公演で初披露された“君がいるから”(この曲は、ライブ当日に新曲として披露され、後にファンからタイトルを募り、本タイトルに決定した)を始め、YUYA出演のAmazonプライムビデオの連続ドラマ「フェイス-サイバー犯罪特捜班-」の主題歌として起用された“最後の言葉”も収録されている。既存曲はもちろん、新曲も聴き応えは充分。“Attention Please”は、ダンサブルなリズムの中、メンバーの個性が歌を通して伝わってくるだけに必聴の1曲と言える。また、“月夜”はアッパーな曲調ながらもKODAIが〈失恋の痛み〉をテーマに書いた詞の内容に思わず胸が熱くなる。ラップあり、ミディアムナンバーあり、1曲ごとにガラリと世界観を変えてくるあたり、X4というグループの本領をいかんなく発揮したミニアルバムとなった。この作品から初めてX4の音楽に触れるというリスナーも大いに満足できることだろう。

 さらに、初回限定盤AタイプとBタイプではDVDの特典映像がそれぞれ異なるだけに、視覚的にも楽しめる内容となっている。テレビ、舞台、モデルと、メンバー個々に活躍していることもあって、作品やライブを重ねる度に成長を遂げている彼らだが、ここからますます飛躍してくれるはずだ。

 そうはっきりと確信を持てるほどに『XTIME』はさらなる可能性を感じられるミニアルバムとなっている。