ギリアン・ウェルチの公私にわたるパートナーとしてギリアンの初作から制作に深く関わり、自身もデイヴィッド・ローリングス・マシーンとして活動してきたフォークシンガーの3作目。マシーンを外したソロ名義だが、これまで同様マシーンのメンバーであるギリアン、ポール・コワート(パンチ・ブラザーズ)、ウィリー・ワトソン(オールド・クロウ・メディスン・ショウ)やドーズのメンバーを迎えた。ザ・バンドやニール・ヤングを髣髴させるフォーク・ロックにマウンテン・ミュージックなストリングアレンジをまぶせば、この風通しと軽快さが実に丁度良い、まさにアメリカーナ真打といった仕上がりに。