みんなのアイドル〈すーぱーそに子〉は可愛いだけじゃない! 宇宙も次元も超えて駆け巡るガールズ・バンドが、ポップな煌めきを湛えながら地上にランデブー!
すーぱーそに子(ヴォーカル/ギター)、富士見鈴(ベース)、綿抜フウリ(ドラムス)による3ピース・ガールズ・バンド、第一宇宙速度。「尊敬するのはキッスのジーン・シモンズさん。フロントマンとしてのパフォーマンスに感激してベースを始めました!」(鈴)、「初めて自分で買ったCDはニルヴァーナさんです♪ 中学生までは聴くだけだったのですが、同じ女性であるアヴリル・ラヴィーンさんを見て、ギターを演奏するようになりました! 高すぎる目標なのですが、いつかジミー・ペイジさんのように、いろんな曲を自在に弾きこなせるようになりたくって、日々練習を積んでおります」(そに子)、「わたしは音楽というか、叩くことが専門でして……。ルーツは、まんまるお月さまの下で打つ、腹つづ……タイコです!」(フウリ)という彼女たち。ロック濃度高めな音楽的ルーツとアニソン~ボカロ系ともリンクするポップ感覚が融合した音楽性は、2010年のデビュー以来、着実に支持層を広げている。
昨年、そに子がマスコットガールを務めたライヴ・イヴェント〈NITRO SUPER SONIC 2013〉に出演するなど、キュートなヴィジュアルを活かしたパフォーマンスにも注目が集まっている3人。TVアニメ「そにアニ -SUPER SONICO THE ANIMATION-」のエンディング・テーマを集めた2枚の新作――独特のポップセンスを強調した『RAINBOW』、ダイレクトなバンド・サウンドを全面に押し出した『MOONLIGHT』――でも、新たな進化をアピールしている。
「わわっ、そんなにしっかりと聴いていただけていて嬉しいです♪ 『RAINBOW』は、ファースト・アルバム『GALAXY ONE』のポップ感をさらにパワーアップして、〈スピード感〉〈カラフル〉〈明るく前向きな感じ〉をコンセプトに作ったアルバムとなっております!」(そに子)
「『MOONLIGHT』もご指摘の通り! 楽器を始めたいなと思っている人や、バンドを始めたいなと思っている人に愛されるアルバムをめざしました」(鈴)。
「第一宇宙速度の曲をコピーして演奏してくれる人がいたら嬉しいですよね~。あと、ライヴで盛り上がれるような掛け声やコーラスを入れましたから、いっしょに歌えるようなメロディーがたくさん入っているのです」(フウリ)。
意外性に満ちた展開、緻密に構成されたアレンジ、色彩豊かなコーラスワークも本作の特徴。1曲のなかにさまざまな仕掛けが施されていて、何度聴いても新たな発見があるのだ。
「リズム・アレンジでは、大事なポイントで変拍子を使ったり、拍子を変えてテンポ感を変える、めとりっくもじゅれーしょん、を使ってみたり。歌の部分では、ハモリやコーラスをいつもよりたくさん録音しまして、厚みや広がりを出してみたり……。プロデューサーさんのアドバイスもありまして、いろいろと実験的なことに挑戦しております」(そに子)。
「第一宇宙速度は、挑戦し続けるバンド。次にライヴをやるなら、新しいことにもチャレンジしたいかも……〈そにアニ〉に出てきた溶ける衣装とかね(笑)」(鈴)と、この先の活動にも意欲を見せる。現代的なポップネスを体現する彼女たちの存在はここから、さらに大きくフィーチャーされることになりそうだ。
「今回はいろいろあって、アルバムを出すのが2年くらい空いちゃったけど……この後はもう少しコンスタントに、シングルも出していきたいと思ってます!」(鈴)。
「鈴ちゃんの言うとおり、やっぱり、もっと皆さんに、わたしたちの曲を、ぱわーをお届けしたいので……がんばりますっ」(そに子)。
「はい~。3人でいっしょに、がんばりましょう!」(フウリ)。
▼関連作品
左から、2011年作『GALAXY ONE』、2012年作『ラブ&II+』(共にGEORIDE)
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