カフカが改名して6曲入りの新作をリリース。一気にニュー・オーダー化したというか、キラキラしたシンセと打ち込みを全面に配し、さらにヒップホップの影響も色濃くなっている。エレクトロ・ポップやブギー、ダブの手法なども採り入れて大胆な進化を遂げたサウンドは、これぞ2018年現在のバンドのあるべき姿と言いたい。歌詞は苛立ちを初期衝動的にぶつけるようでいて、実は誠実なラヴソングというのも巧みだ。