モーファンク発のアルバムで注目を浴びたベイエリアのシンセ・ファンカーによる約1年ぶりの新作。トークボックスを使いつつザップをはじめとする80sファンクをGファンク経由でアーバンな現行ブギーへと落とし込む作法はそのままにして、同郷のラッピン・4テイらも担ぎ出して前作以上の滑らかさで颯爽と駆け抜ける。時にリック・ジェイムズ風味も交えたスウィンギーなグルーヴに身を委ねるしかない快作だ。