藤井一彦(ギター)と堀江博久(キーボード)を加えたバンド形態による4作目。コンセプトは〈カントリー〉で、質実剛健なジョニー・キャッシュ風、軽やかでポップなグラム・パーソンズ調、レオン・ラッセルを思わせるスワンプ・ロックに真っ向から挑んだ曲など、US深南部のルーツ音楽に寄せる二人のリスペクトがしみじみと伝わる会心作だ。トム・ペティ“I Won't Back Down”は、世界中のどのカヴァーよりもグッときた。