前作に続いて清水ひろたかがプロデュースを手掛けた5作目。主役のチャーミングな歌とシタールを軸にリズミックで複雑なアンサンブルを束ね、9編のカラフルなポップスに仕立て上げている。多様な要素を無国籍に混ぜ込む手つきがますます大胆になっており、特にタンゴとインド音楽とダブを混ぜて洒脱に料理したような“黒猫”が鮮烈。ジャケの通りのサイケでポップな音楽旅行をご堪能あれ。