ele-king booksのディスクガイド〈definitive〉シリーズ最新刊はまさかの〈IDM〉。熱心な音楽ファンでなければ馴染みのない呼び方だからこそ、ディスクガイドとして纏まると喜びを禁じ得ない。踊る/聞く、目的はどちらであれエレクトロニカ=電子音楽は数多の作家を魅了してきた音楽であり、そこに創意や個性がひしめいていた。古くは50年代のヴァレーズ、シュトックハウゼンから始まりAphex TwinやArca、2010年代のアーティストまでを俯瞰するというとてつもない編纂。同シリーズの「Ambient」「House」も監修した三田格による圧巻&納得の内容だ。
「IDM definitive 1958-2018」1950年代から2010年代までを俯瞰する、とてつもない編纂
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