「ele-king vol.24」が6月26日(水)に刊行される。

「ele-king vol.24」の特集は〈オルタナティヴ日本!〉。その内容は〈かつては存在した“オルタナティヴ”が日本の音楽シーンにはもうない……はたしてそれは本当だろうか? いま現在の“オルタナティヴ”を探し、“日本の音楽”について考える特集です。〉とのことで、〈エレキングが選ぶ日本の名盤100枚〉を掲載するほか、〈アンビエント20枚〉と〈フリー・ジャズ20枚〉も併載。さらにノイズ・ロックや山田光(hikaru yamada and the librarians/feather shuttle forever)が提唱する〈tiny pop〉、再発見される〈日本〉についてのコラム、〈みんな大好き電気グルーヴ〉といった企画を収録する。

特集に合わせ、Koji Nakamura、民謡クルセイダーズ、坂本慎太郎、柴田聡子、中原昌也、NOT WONKといったミュージシャンたちへのインタヴューも掲載される。

「ele-king vol.24」の目次は以下のとおり。

目次

特集:オルタナティヴ日本!

interview 民謡クルセイダーズ(野田努/川村優人)
ぼくはこうして「日本」を発見する(野田努)
interview 坂本慎太郎(野田努/小原泰広)
オルタナティヴの行方(北中正和)
interview Koji Nakamura(小林拓音+野田努/川村優人)
interview NOT WONK(野田努/小原泰広)
interview 柴田聡子(小林拓音/小原泰広)
もうひとつのポップス……“tiny pop”についての現状報告(山田光)
21世紀のはっぴいえんどフォロワーたち(柴崎祐二)
3.11前のおよそ10年、ぼくが10代だった頃(天野龍太郎)
「日本の音楽」を知るための14冊(野田努)

エレキングが選ぶ邦楽100枚のアルバム(野田努、松村正人、天野龍太郎)

再発見される日本――和モノ・ブームはいまどうなっているのか?
interview Alixkun(野田努)
「和レアリック」とは(松本章太郎)
日本のアンビエント20(デンシノオト)
ノイズロック考(イアン・F・マーティン/五井健太郎)
日本のフリー・ジャズ20(細田成嗣)
現場からの声(JET SET、DISC SHOP ZERO、TRASMUNDO、LOS APSON?、WWW / WWW X / WWWβ)
日本のポップスのなかにリズム感を求める(増村和彦)
interview 中原昌也(野田努/鈴木聖)
みんな大好き電気グルーヴ(磯部涼、草彅洋平、大久保祐子、天野龍太郎、河村祐介、渡辺健吾、野田努)

チャレンジングで刺激的な内容となっているはずの「ele-king vol.24」。見知った名盤や定番が並んだ安心で安全なカタログを捨てて、本誌を手に、あなたもこの国のオルタナティヴな音楽について考えてみませんか?