昨年B・トンプソンの“Gasoline”に抜擢されていたLAのラッパーが、そのままディギー・ダウンに仲間入り。ユルさを備えたメロディアスな語り口は往年のDPGへの憧れをそのまま自身のスタイルにしたような雰囲気で、ワッズやソウル・アサシンらの仕事ぶりもウォーレンGあたりを思わせなくもないレイドバック気分だ。B師匠を招いた軽薄な“How I Feel”など、このレーベルならではのブギー・タイム感覚も心地良い。