グラミー賞にノミネートされた昨年のサブ・ポップ復帰作『Beast Epic』と同時期に書かれるも、未完成だった6曲から成る新EP。すべてを包み込むような優しい歌声やまろやかなアコギを聴いていると、こわばった心がどんどんほぐれていきます。そうしたなか哀愁味を湛えたピアノの旋律と、『Beast Epic』でも鍵となったチェロやヴァイオリンが程良い重厚感をプラス。実りの秋によく似合う芳醇なインディー・フォーク盤。