昨年はボーガス・オーダーやオンリー・オズボーンなど他のアーティストの作品に参加していたアイタル・テック。2年ぶりのアルバムは、オートノミック/ACSに通じるベース+ダーク・アンビエント、アイタル・テック特有のブルータルな音響設計は相変わらず。ただ、ゴーストリーなコーラスや生楽器も素材に加えたことで、美しく冷淡な世界に人間味を差し込み、前作にはなかった柔らかさも獲得している。