ジューク/フットワークと共にプラネット・ミューから現れたブライトンの鬼才による3年ぶり8作目。往年のビート主体なサウンドメイクはすっかり影を潜め、幾重にも重なったシンセサイザーから成る幻想的なサウンドスケープが印象的だ。冒頭の“Phantom Pain”でのスローモーな立ち上がりや“Darking”で飛び出すトランシーな展開など、空間を司る手綱捌きは見事。