昨年11月の急逝が日本でも大きく話題になったエモ・ラッパーのセカンド・アルバムが投下。XXXテンタシオンとの先行ヒット“Falling Down”はフィジカルには未収録ながら、まったりした陰鬱な語り口で出口のない世界をさまようようなこの男の魅力は十分に伝わるはず。クラウディーでローファイなトラップから小気味良いリフを刻むパンクまで自由な作りで、存在がカート・コバーンに重ねられるのもわからんではないか。