〈新月〉というタイトルの通り、穏やかなトーンのなかにも浮き立つような新しい始まりを予感させる8枚目のフル・アルバム。春めいた“ゆいいつむに”でポジティヴに幕開けし、YUKAの優美な歌声からもリスタートや再チャレンジを連想させる言葉がいつも以上に耳残りする。端正なアレンジの上質なポップ・ナンバーが今回も多彩に揃うなか、“エターナル”や“Yes”などのスペイシーなダンス・トラックが浮世離れの心地良さ。