日本にも根強いファンを持つUS西海岸のキュートな歌姫が、5年ぶりにニュー・アルバムを発表した。愛らしく可憐な歌声はブランクを感じさせないどころか以前よりも繊細な表現力を得て、煌めくような魅力を放出。タイトルからも伝わる通りどこか童話めいたファンタスティックな雰囲気のプロダクションと、少女と大人の間を行き来する彼女の清楚な感性が相俟って輝く、とびきりの多幸感に満ちた好盤だ。