高い評価を得た『magic hour』から1年でセカンド・アルバムが登場。今回もaoi kanataや瀬名航らが多彩なアレンジを取り揃えつつ、どこか翳った情緒と品の良さがそれらを結わえる魅力として〈等身大センチメンタルアイドルグループ〉ならではの聴後感を残す。その意味では飾らない歌声がリリカルな“ナイトウォーク”や幻想的な“blue moon.”がやはり絶品だ。別れが近づく状況を投影した“茜”も青春仕掛けの泣ける大名曲。