NEVER SLEEP AGAIN 2018
[ 特集 ]ZOKKON OF THE YEAR 18→19
恐るべき地殻変動はまだ止まらなさそうですが、やはり2018年も理屈抜きでいい作品は山ほどあった!と言いたいし、2019年もきっと楽しいものが楽しいと思ってたいね!
2018年の必聴アルバムはこれだ!
実体化を拒むような検索泣かせの存在が、ひねくれているようで実にピュアな楽曲の完成度の高さをフィジカルに刻んだフィードバックの記録。アジア産シューゲイズ・コンピ『Total Feedback 2018』に“いくつかの夜、いくつかのさよなら”が収録されたのもビックリでした。 *出嶌
2018年のCD作品は結局このファースト・アルバムだけだったものの、アイデアを凝らした音の気持ち良さはやはり群を抜く。りなはむと中田ヤスタカのコラボには驚かされたし、Yunomiのファンシーな音使いもあちこちで聴けたし、いろいろ繋がっていったような一年でした。 *出嶌
メンバー卒業を控えて集大成的なベスト盤も残している彼女たちですが、やはり粒揃いなナンバーを経由してこそ立ち上がる笑っちゃうほどストロングな歌の塊は、ジャケもかっこいいこちらのオリジナル・アルバムで聴いておきたいもの。替えの効かない圧倒的なコクの深さが新年も楽しめますように。 *出嶌
名曲“Tonight”を含むシングル群や輸入盤、年末の新曲入りライヴ・ボックスまで宣言通りにリリース・ラッシュだった2018年、その一発目だったのが本作。再録アルバムながら音も歌も鋭く進化していて、原曲とはまた違う角度から燃えられる充実の出来です。CMでのスクリームも凄まじかった! *出嶌
コンセプチュアルなアートワークの良さも光るファースト・アルバムで、ちょっと忘れていたような根本的な曲の良さが思わせぶりになることなく素直に展開されていて、評判になったのも頷ける名品です。・・・・・・・・・とのスプリット企画盤『Tokyo Sentimental』もユニークな試みでした。 *出嶌
シングル『鏡の中から/あたしの残りぜんぶあげる』と同発だった初のアルバムで、人気の表題曲など過去のナンバーもすべて再録された充実の一枚。重めのラヴソングに独自の情緒を加えてきた藤川千愛が武道館で卒業して、全体の路線がここからどうなるのか、3月に控えた新曲も楽しみです。 *出嶌
〈脱ぎたいの…私〉なんて台詞も飛び出すクリス松村作詞の“たぶん…”など、大人っぽい曲……というか寺嶋由芙の〈個〉の部分にクローズアップするような等身大の恋愛ソングがふんだんに盛り込まれたセカンド・アルバム。秋の傑作シングル“君にトロピタイナ”に見事繋げた。 *久保田
いろいろ無念なニュースに溢れた2018年、それでも彼女たちの解散は不意打ちだった人が多いのでは。これは〈名曲ルネッサンス〉から生まれた全録音を網羅したベストで、ラスト・ライヴの映像も付いた最後の最後の決定盤です。配信のみだった曲の収録や初出の“changes”(Base Ball Bear)という計らいも。 *出嶌