誰もいなくなり孤独を感じた時自分はどうするか。人類が死滅した世界で生き残った男・デル(ピーター・ディンクレイジ)と突然現れた謎の女の子・グレース(エル・ファニング)とのお話。“孤独”とは一体何なのだろう。この作品から様々な孤独というものを学べるのではないだろうか。豪華なキャスト陣から生まれるあの表情、仕草、独特の空間が忘れられない。映画の色合いなども素晴らしかったが何より邦題に魅力を感じた。キーワードでもあるこの『孤独なふりした世界で』を見ただけでどんな世界が繰り広げられるのか、どんな体験ができるのかと。観客の想像を膨らませ何度も観てしまいそうな作品。