ジャーマン・シーンの実力派クリエイターによる8年ぶりの3作目は、前作と同じくDJコーツェの主宰するパンパから。じっくり時間をかけて丁寧に練り込まれた作風は同レーベルから輩出される作品群に通ずるもので、本作においても軽快な4キックスと優美で柔らかなウワモノが印象的なトラックはフロア向けというよりはリスニングに向いた趣。タイトル・トラックにおける独特のアンビエント感も◎。