Alfred Beach Sandalが本人名義で送り出す初のフル・アルバム。ブラジル音楽のニュアンスを多分に孕んだアコースティックな弾き語りに、光永渉やSTUTSら旧知の面々による奥ゆかしくも豊潤なバンド・アンサンブルが寄り添い、シンプルでありながらトロピカルな色彩を纏ったサウンドが展開されている。中軸に据えられた当人のヴォーカルとギターの響きがとにかく美しく、エンジニアのzAkの手腕も光る。