タジ・マハールとの連名作から2年ぶり、単独スタジオ作としては5年ぶりとなるモダン・アコースティック・ブルースの第一人者ケブ・モ最新作。2013年のオクラホマ竜巻被害を目の当たりにしたことに端を発する本作はそこから様々なアメリカが抱える諸問題への眼差しや家族への想いまで描く。暖かなダウンホームを得手とするが今作ではそれがレベル・ソウルとも言える力強さへと転じている。豪華ゲストにローザンヌ・キャッシュ、ロバート・ランドルフ、タジ・マハール、そして愛妻ロビー。常連コリン・リンデンが今回はプロデュースも手掛けヴァラエティに富んだアメリカーナ作品に仕上がった。