メンバー自らが〈リスタート〉と位置づける、初のセルフ・カヴァー・アルバム『GOOD ON THE REEL』。“素晴らしき今日の始まり”からはじまり、“ハッピーエンド”におわる曲順はまるでライヴのセットリストのようであり、新旧織り交ぜられた選曲は、〈いま〉の彼らだからこそ鳴らせる音で彩られている。“それは彼女の部屋で二人”“ゴースト”“シャワー”などのライヴ定番曲は、オリジナルの良さを残したアレンジを。“向日葵とヒロインと僕”“青い瓶”には、ストリングスやピアノの音色が加わり、より切なくドラマチックに。“ペトリコール”では大胆なギミックが。そして今作唯一の新曲“YOU&I”は、爽やかな甘さが弾けるポップ・ソング。イントロからキャッチーで、〈1億分の僕だけ選んでくれたのは やっぱり奇跡だろう〉といままでになくストレートな歌詞には、新たな一面が見られる。〈いま〉を通して見る、彼らの〈過去〉そして〈未来〉。素晴らしきGOOD ON THE REELの第二章は、はじまったばかり。