80年代のロック&ポップスの名曲をカヴァーしたアルバム『Essentials』のヒットにより話題となったアルゼンチン出身のシンガー。本作はホイットニー・ヒューストンやアレサ・フランクリンのソングライターであるパメラ・オーランドとカレンの共作によるオリジナル曲を中心に、エレガントで官能的なヴォーカルを堪能出来る。ストリングスやホーン・セクションを効果的に配した楽曲もあれば、ピアノの伴奏のみでしっとりと歌い上げる曲もあり、ヴァラエティ豊かな楽曲が並ぶが、一貫してナチュラルさとエレガントな雰囲気を纏ったカレンの歌の存在感が際立つ一枚だ。