このブライトン出身のポスト・パンク・バンド最大の魅力は、ダナ・マーゴリンの狂気を帯びた直情的な歌声だろう。世の中に対する疑問や悲鳴が、ダイナミックなドラミングとギター・ノイズに乗せて呪文のように吐き出され、脳天に突き刺さる。しばしばカレンOが引き合いに出されるが、煽動的でありながらも憂いを帯びた佇まいはニコのそれと似ている印象。エキサイティングな彼女たちの今後に注目だ。