絶望の渦中から微かな希望を信じる、それでいて普通に生きることが難しい人たちの気持ちを汲んだ、まさに今の世界に届くべき歌が並ぶ3作目。EDM風のアプローチと廃品回収車のアナウンスを交えながら混沌を鋭く描いた表題曲、パンキッシュな音像で荒々しく迫る“オンリーヒーロー”、憂鬱を痛快にぶった切る“シブヤメルトダウン”などユーモアもたっぷりで、聴き終えたあとは不思議と強さをもらえている。