ブルースとケルトを融合させたスタイルを追求しつつ、とことん自由な音の創造をめざすインスト・バンドが2年ぶりに新作を発表。これが目を開かされるような熱い演奏だらけで、ノイジーなハモニカが暴れ回るブギ・ナンバー“Speakeasy Roll”、電子音とフィドルが軽やかに跳ね回るアッパー・チューン“memento mori”など全編このうえなくグルーヴィー。意表を突く展開の連続にほんの一瞬たりとも気が抜けない凄盤だ。