呂布カルマらの作品で名を上げ、近年もBASEや正志郎といったレーベル仲間の作品に参加してきた名古屋のラッパーが、初作『DISARM』(2015年)以来となるセカンド・アルバムをドロップ。エロ漫画家の孤島ビデヲによるフェティシュなジャケが示す通り、己の性癖を投影した内容で、独自のパッションをドロリと注ぎ込んだラップも粘っこく冴え渡る。MVも強烈な“ピンクザウルス”をはじめ、不要不急なこだわりの開陳ぶりが楽しい。