インターポールのポール・バンクスと、彼の友人であるジョシュ・カウフマン、元ウォークメンのドラマーであるマット・バリックが組んだ新バンドのデビュー作。フォークとロックをベースに、ロード・ムーヴィーのサントラのような郷愁感を持ちつつ、ルーツとモダンを彷徨うような美しく不思議な感覚がクセになる。各人の過去の作品とはひと味違う内容で、タイプの違う音楽家が集まって起こる化学反応の好例だ。