砂漠のブルースの最前線、ボンビーノ。ダン・オーバックやデイヴ・ロングストレスがプロデュースを手掛けた諸作や、イダン・ライヒェルの最新作への参加など幅広く、今後の活動も期待大だ。彼がソロとして羽ばたく前、2009年にサブライム・フリークエンシーズに残した作品が国内初登場。ニジェールはアガデスの音楽を紹介する第二弾として制作され、第一弾のグループ・イネラネのメンバーも参加。アコースティックとエレクトリックの両サイドを収録し、砂漠のブルースの醍醐味、滋味と狂暴性を純度高く同時に楽しめる。この時既に類稀なる才能を発揮しているその原点を今こそ堪能して欲しい。