バーン・ザ・プリースト名義のハードコア・カヴァー作(必聴!)を経て、本名義では5年ぶりとなる8作目が完成。ドラマーにアート・クルーズを迎え、新たな5人体制で作り上げた本作においてもヘヴィーかつグルーヴィーな音塊は健在。冒頭曲“Memento Mori”から物語性のあるメタルコアで惹き付け、その後も切っ先鋭いリフ、バネのごとき躍動感、豪快なランディ・ブライの野獣シャウトに身体が熱くなってくる。そう、セルフ・タイトルを冠しただけあって、その内容はまさにラム・オブ・ゴッドの真髄を叩き付ける剛腕ぶりだ。さらにジェイミー・ジャスタ(ヘイトブリード)、チャック・ビリー(テスタメント)をそれぞれゲストに迎えた楽曲もあり、特に後者はスラッシーな勢いにシビれる一曲となっている。