2019年11月22日、渋谷PARCO〈WHITE CINE QUINTO〉にて本作品はオープニング作品を飾った。前衛芸術家・草間彌生のこれまでの人生がドキュメンタリー・タッチで描かれている大作だ。1957年、異国の地アメリカに渡米し、その名は徐々に花開いていった。だが、いつしかその存在は社会から忘れ去られてしまった。そして年数を経て再び水玉は鮮やかに開花し私達は彼女の作品をこうして鑑賞できている。挫折と壮絶な苦しみの連続の人生。前衛芸術家の生き様を本作で知りえることができる。作品は見たことがあるが、草間彌生の人生を知りえなかった方々にこの尊い一作を鑑賞して欲しいと切に願ってやまない。